majakkaのオーダーメイド額縁です。
しばらく更新に間があいてしまいました。
パソコンの故障で、バタバタしておりまして・・・
ようやく「いつもの」状態に戻ってまいりました。
また、よろしくお願いいたします。
さて、今回ご紹介する額縁は、
「きっと誰にでも、あるんだろうな」
そんな、こころあたたまる
想い出・記憶・気持ちがおさまる額縁です。
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「はじめて、見つけたものなんです。これを飾りたいんです」
保存が難しくて・・・
でも、ずっと持っていました。
出てきたものは、プラスチックの箱に入った四つ葉のクローバー。
きれいなドライフラワーになっていました。
しかし、茎はとても繊細で少しでも手荒に扱ってしまうと
茎と葉は外れ、葉もカサカサとくずれてしまいそうです。
でも、ずっとずっと、大切に保管していたんだろうな。
その気持ちが伝わってくるご依頼品でした。
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まず、全体の雰囲気を一緒に考えます。
あったかみのある、木の額縁が良いかな、と。
背景は、「布」をおすすめしました。
もし、お気に入りの思い出ある布があれば少しわけていただいて、
その布を使うこともできますよ、とお話ししながら。
木の額縁と、飾られるものと、検討しながら
布は、majakkaの製作で使うためにストックしてあるものから選びました。
奥ゆきのある『箱額縁』は
そのひとにとっての、大切な想い出や記憶をおさめるための、
標本箱でもあると。
わたしは、考えています。
ひとつ、ひとつの、想いをお預かりして、
とくべつな『箱』を仕立て、そっと、おさめていく。
とても静謐な作業です。
おさめることで、想い出は
みえるかたちで、触れることはできないけれど
そのひとのそばに、永遠に寄りそいます。
わたしは、額縁は全ての人のためにあると思っています。
すべてのひとに、きっと、忘れられない、失くしたくない
唯一の大切なものがあると。
それをおさめ、飾るための箱として、額縁は存在しているし、
そのひと達の想いがどこかへ、迷子になってしまわないよう
わたしは額縁を作っています。
完成した額縁をお渡しするときに訊きました。
「この四つ葉のクローバー、いつ見つけたものなんですか?」
「この子くらいのときかな」
そばには、4才くらいになるお子さまが寄りそっていました。
お母さんが、そう。あなたくらいの年齢のときに。
はじめて、見つけた四つ葉のクローバー。
わたしたち大人が見失ってしまいそうなものも
こどもの頃のわたしたち、
そして、こどもたちは
みつけているんだな。
あなたの想い出の「もの」は、なんですか?
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箱型・木の額縁
材種:タモ
その他使用材料:麻布
サイズ:160×110×30㎜
参考価格:14,500円
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