2019-04-12

オーダーメイドの扉をひらく

こんにちは。
majakkaのオーダーメイド額縁です。

自分のあたりまえが、まわりの人にとっては、あたりまえではないこと。
最近、それに気づき、反省しながら前に進もうとしています。

そのひとつとして、まず、「額縁の説明書」を作り直しました。
きちんと、額縁の入り口から見直すことにしたのです。




いままでは「オーダーメイド」は、みんながわかっていること。
という、わたし勝手の前提で、
オーダーメイドで額縁を作って飾ると、ほら、こんなに素敵だよ。
と、語りかけていたんです。

でも、お店の奥の作業場で制作しながら、来店される方の様子を見ていると
多くのかたは、オーダーメイドという物の在り方(販売の仕方)は意識されていないことに気づいたんです。

陳列された商品の中から物を選んで買う。
そんな普通の買い物のスタイルに慣れ親しんでいれば
自分の欲しいサイズ、欲しい雰囲気の物を、ゼロから作ってもらう。
という買い物の仕方は戸惑って当然だと思うのです。

それにもかかわらず、「オーダーメイドとは何か?」を、お客さまに向けて
紐とかず、発信もしないまま、制作を続けていました。

---------------------

では、今回、作り直した「額縁の説明書」をもとに、
majakkaのオーダーメイドとは何か?を、お話しいたします。

(majakkaの掲げるオーダーメイドのスタイルになります。
大手販売店等とは違いがあることをご了承ください)


majakkaでは、飾るモノ、飾りたいと想う気持ちを主人公として、お迎えしています。

そして、
飾るモノの個性と、
そのモノに宿る背景(ストーリー)と、
お客さまの、そのモノに寄せる想いを

じっくり伺いながら、かけあわせて、
「どんなカタチに完成させていくか」というイメージを提案していきます。



既成の額縁の枠から好みの物を選んで、
寸法に合せて切って、組んで、納めて完成。
という従来の注文方法では、
額縁という枠が主体で、飾るモノの個性はおざなりです。

なんとなく額縁には入ってるけれど、何故かしっくりこない・・・
というのは、こんな「枠」が主体になっているからではないかと、わたしは考え
majakkaではこの方法はとっていません。



お客さまのアタマに浮かぶイメージに寄りそいながら
じっくりと時間をかけて質問を重ねていきます。

その「飾るモノ」に対する、お客さまの気持ちが
じんわりと、見えてきます。

オーダーメイドでかたちづくるのは、そういった見えないもの、
想い・気持ち・記憶・時間・・・を大切にふちどり、

暮らしに置く、
ご自身のそばに置ける「かたち」にすることなのです。

そして、それが暮らしに在ることで、
じわじわと、ゆっくりと。
心がゆたかになり、

いつしか、

心をてらす灯りとなる。

それが、majakkaのお届けする、
お届けしたい、オーダーメイドの「かたち」なのです。




大好きな音楽を聴いていたら、あの時のことを思い出し
ふわっと涙がこぼれたり

ある香りを感じたときに、
それが懐かしい記憶と結びついたり

そんな、誰にでもある「あ!」のかけがえのない瞬間を
美しくきりとり、ふちどることで、永遠をつむぐものが、額縁であると。

わたしは、思うのです。


いかがでしょうか?
伝わりますでしょうか?




---------------------



※額縁の説明書は、majakka店内(&入口・外)に置いてあり、
どなたでも手に取り持ち帰っていただけるようにしてあります。

お近くにお越しの際に、ぜひ、ご覧いただけましたら。うれしいです。




---------------------


神戸・須磨。海と山のある穏やかな町で小さな工房とお店を夫婦で営んでおります。
それぞれに家具(夫が担当)と額縁(妻が担当)を手づくりのオーダーメイドで製作しています。
ひとりひとりの暮らしにあわせた、無垢の木の家具と、大切な想いをくるむ額縁。
お客さまの暮らしが心地よくゆたかに育っていくお手伝いをしています。


---------------------


** majakka「家具+額縁」WEBサイト ・・・→ こちら

** 額縁のご注文は ・・・→ こちらのページから



---------------------

人気の投稿記事